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 私は自分で咲かせたランの花をみることが好きですが、特に育てる過程でいろいろ手を加えそれにより上手く育ち、やがてツボミが見えて、ついに開花に至ると最高に嬉しいのです。
 
  <蘭のきっかけ>
  多くの方がランを始めたきっかけをHPやBLOGで紹介されていますが、私も似たようなものでした。


 1996年(平成8年)の暮れ、盛岡も本格的な冬を迎えるに頃に市内のホームセンターで、花の終わったカトレアの大きな株と小さな株の2個、Blc. Memoria Crispin Rosales(4寸鉢)とLc. Mini Purple(2.5寸鉢)と札が付いて、見切り株としてまとめて1,000円で売られていました(名札にカトレアとカタカナで表記があり、その横にあるアルファベットのBlc.Lc.の意味が理解できませんでしたが)。当時カトレアの芽や蕾がどこから出るのかも知らない状況でした。2つで1,000円も他の草花に比べて高価でもあり、買ったはいいが直ぐに枯らすのではないか、温室がないと無理かな思い逡巡しましが、試しにと恐る恐る買いました。

 周りにランを育てている方も知らず、今のようにネットでランの栽培方法を知る術もない状況でしたので、何をどうすればよいのか皆目分からずの状態でした。そんな中、書店でNHKの番組/趣味の園芸などでランの講師として著名な江尻光一氏の栽培本:「趣味の園芸/カトレア」を見つけ、それに首っ引きで試しました。

 本に出来る限り忠実に即ち、冬場の日中は窓辺で直射日光に当て、夜は最低気温が8-10度になる部屋の真ん中に置き、乾かし気味状態にした結果、枯れずに冬を越し、3月には新しい根が伸び芽らしきものが確認できました。気温が上がる5月下旬から9月下旬までは庭の木陰に置いて、固形の油かす数個を置き、鉢が乾いてから時々ハイポネックスの粉末を1,000倍に溶かしてやりました。

 その結果、Memoria Crispin Rosalesは新芽(トップバルブ)が伸びて一枚葉が大きく展開し、夏過ぎにはシースなるものが見られるようになり、またMini Purpleも新芽が生育し2枚の葉が展開途中に蕾がいきなり現れ、それぞれ10月頃に咲いてくれました。特に前者は紫紺の大輪で、自分の手でカトレアを初めて咲かせることができたと、最高に嬉しかったことを今でもよく覚えています

 この開花で、自分でもカトレアを咲かせられると妙に自信がつき幸か不幸かラン好きになるきっかけになりました
後でMemoria Crispin Rosalesは秋咲きのカトレアで花の期間がやや短いものの初心者でも育てやすいカトレアであることを知りました。

 最初はどこで洋蘭が買えるのかも知らなかったため、近所のホームセンターや普通の花屋さんなどで花が終わり投げ売りされるのを待ち、手当たり次第に札落ちも無頓着に集めるようになりました。今でもその頃に手に入れたCoelogyne Intermediaは放任状態にもかかわらず株は大きくなり、毎年冬に咲き独特の匂いを放っています。

 なお、上述の
Memoria Crispin Rosalesは以後毎年咲いてくれていましたが数年前に急に弱って枯れ、Mini Purpleは人にあげてしまい、手元にはありません。しかし今でも展覧会や蘭園でこの2種を目にすると懐かしく、見入ってしまいます。
 
<洋蘭の良さ>
 以来15年ほどが過ぎましたが洋蘭(洋ラン、オーキッド、洋らん)は飽きません。その理由も、洋蘭にはまっている方皆さんと共通する点が多いのではないかと思います。


 ランは室内の窓辺でもそこそこに育てられるものも多くあり、雪で外に出られない盛岡の冬でもミニ・ガーデニング、庭/植物いじり気分が味わえます。
とは言っても、室内では、ランを太陽に十分に当てられず、株の上からの豪快な水やりも出来ず、またカイガラ虫などの退治のために農薬も使えず苦労します。また、これ迄にいくつものランをダメにしてきました。それでもそれなりに花を見ることができます。もちろん展覧会のお立ち台に上がるような大株は無理ですが。

 なお、ランに余り関心のない女房には、室内のランは単なる場所取りで、たまに不快な虫も出てくるし、よい芳りばかりでもないし、窓側を占有するので不評です。

2)ランの種類が豊富
 ラン園訪問、カタログ(印刷物あるいはネットカタログ)、ランの展示会、さらに国内外のインターネットのHPやBLOGサイト、ネット・オークションなどで、沢山のランを見ることができ、種類は山のようにあります。そのため次々と気に入り欲しくなるものが現れ、何でも育てたい衝動に駆られます(育てる技量もないのでよく枯らします)。

3)集める楽しさ
 世の中の蒐集家は、多く集める喜びを知っています。ランも同様で、カトレア、デンドロ、パフィオ、コチョウランなどのメジャーなものからマイナーなものまで多様性に富みます。このように種類が多いので、あれもこれもと欲しくなってしまいます。総じて普通の草花よりは高めですが、こまめにラン園に出かけたり、カタログやネットオークションを眺めて値段の相場を知り、欲しくて価格的にもなんとかなりそうなモノを手に入れた時は最高の気分です(安物狙いしかできませんが)。

 私の室内栽培で育てられる株数は200個体くらいとスペースに限りがあります。そこで株は大きくしない(技術もないので出来ません)、飽きたランは人にあげるか捨てるを繰り返し、またうまく育てられず枯れるモノもあって(これらは扱ったというメモは残しています)、その結果、育てるスペースが生まれてきます。そうなるとまた新たなランが収容できると思い蒐集癖に火が付き、ついつい買ってしまうという循環に陥っています。現役時代は飲み会は大切でしたが、そのお金をランに使えばさぞかし集められただろう、少し値の張るランも買えただろうと、退職した今は今思っています。
 
 
4)ランの初開花の楽しさ
 花を着けたことのないランの苗は比較的安価です。それを手に入れて、数年掛けて自分の手で何とか開花まで育てられた時は、とても嬉しいのです。私の場合は、蕾を確認した時点でかなり舞い上がり、それが膨らんで開花したときが最高に満足します。せっかく蕾まで来たのに途中でダメになり開花に至らない事もままあり、その時はさらにもう一年待たなければならないとガッカリしてしまいます。また2回目以降の開花は感激が薄れていまい困っています。

5)ラン栽培への工夫の楽しさ
 ランには、光、風、水、施肥などの管理や植込み材料の選定など、自分の栽培環境に応じて最適にする工夫が必要です。この工夫をする所が腕の見せ所で、まさにラン栽培が面白い所と思っています。なかなか上手く育たない種類もあり、再度挑戦しまた返り討ちに遭うくやしさも、負け惜しみですがこれまたオモシロくなってしまいます。

6)ラン愛好家、ラン園主との交流の楽しさ
 盛岡にも愛好家の集まりがあり、そこに各自自慢のランを持ち寄り、お互いに自慢し合うのです。殆どの方にそれぞれ得意なランの種類があって、開花したランについて入手先、栽培管理上の苦労話などを説明し、それが例え自慢話(もちろんラン栽培に有効な情報も多くあります)であっても、お互い様なので、鼻につくこともなくとても面白いのです。

 私は、ラン園を訪ねることも好きです。関東や東北地域にあるラン園を時々訪問させていただいてきました。お邪魔して、園内を見せて頂き、ランを購入するだけでなく、時には園主らとラン談義をさせていただくのが、楽しくまたとても参考になりますね。また何度も出かけると顔も覚えていただき、職場での人付き合いとはまた違う交友が出来てこれも楽しいのです。

 まだまだ他にもありそうですが、とにかくランの沼は深く、はまっても楽しいのです。以上が私がはまっているランの魅力です。


     



 


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